烏天狗の元女房は、あやかし世界でご飯処をはじめます~あの世とこの世の狭間で、両想いの元夫にほっこり癒しの一食を~
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烏天狗の元女房は、あやかし世界でご飯処をはじめます~あの世とこの世の狭間で、両想いの元夫にほっこり癒しの一食を~

著者:木登 / イラスト:名司生

  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-302-11079-7
  • 発売日:2025年12月23日
  • 定価:本体1400円+税

「それでも私は、見つけてもらうのを待ってしまっている」
「俺は離縁という形を取ったとしても諦めたりはしない」
訳ありのお客が集う小料理屋。傷ついた心も、想い合いながら引き裂かれた夫婦の恋も、温かな食事が結びなおしていく――。

「明るい話でも、悲しい話でも、なんでも構いません。
あなたの、お話が聞きたい」
生きた人が暮らす世と、死んだ先に行き着くあの世。その狭間にある世界で小料理屋を営んでいる小藤。かつて人間だった彼女は、烏天狗の次期当主・劔岳の妻でもあった。だが、人と烏天狗の禁じられた恋は、烏天狗の一族の反対で引き裂かれてしまう。小藤は命を落としかけた末に生き延び、狭間の世界で隠れるように暮らしていた。店には、人の世で生死の境を彷徨う者が迷い込み、語り、癒され、行き先を選ぶ。そんな日々の中、小藤は忘れられない元夫の面影を胸に秘めていた。劔岳も彼女を諦めきれず、激情に身を焦がして捜し続けていた――たとえ一族を滅ぼしてでも、愛する彼女を取り戻すために。これは語りと食が紡ぐ、あやかしと人の温かな再会譚。

登場人物CHARACTER

小藤(こふじ)

小藤(こふじ)

幼い頃に狭間の世に迷い込んで帰れなくなり、烏天狗が守護する霊山で暮らすようになる。その後、山神たちの手によって隠され、小料理屋を開いた。

劔岳(つるぎ)

烏天狗の次期当主。稀なる力を持ち一族の者に恐れられる反面、とても思慮深く、優しい。人間の小藤を嫁に迎えたものの、とある理由から離縁するしかなかった。

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