一緒に居てほしい。ただそう言いたかった。【分冊版】
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一緒に居てほしい。ただそう言いたかった。【分冊版】

著者:藤田和子 /原作:秋月篠乃

  • ページ数:30
  • ISBN:978-4-596-72950-7
  • 発売日:2025年3月21日
  • 定価:本体150円+税

恋に狂って、恋に生き、恋に死んだ一人の憐れで滑稽な女。
それが私の母だった人。

ミネレーリ・ヤヌアール伯爵令嬢にはいくつもの二つ名がある。“いわくつきの令嬢”“笑わない氷の令嬢”そして、“狂女の娘”――。
ミネレーリは生を受けて以来、記憶にある母親はいつも父親に恋焦がれていた。だけど父親は母親と結婚する前にすでに恋人がいて、二人の間にはリリーローザという、ミネレーリと一月しか生れつきが変わらない娘がいて……。ミネレーリは母親が亡くなった後、自分のことを忌み嫌う父親に引き取られ、養母と異母妹のリリーローザと4人で暮らすことになる。異母妹に対する偏愛と自分に対する嫌悪を隠さない父に、ついに傷づかなくなるように成長したミネレーリは、ある日、公爵嫡男カクトスと偶然出会うことに。それが、父親が誇る“家族”の仮初の幸せを暴く、すべてのきっかけになるとは思いもよらず……。

登場人物CHARACTER

ミネレーリ・ヤヌアール

ミネレーリ・ヤヌアール

ガルテン公爵家の孫で、ヤヌアール伯爵家の長女。感情を表に出すのが苦手。実母のコリーニと異母妹のリリーローザに対して複雑な感情を抱いている。

カクトス・ウィスティリア

宰相を務めるウィスティリア公爵家の嫡男にして、王弟の子息。端正な容姿と王家に次ぐ高位貴族のため数多くの女性に言い寄られ辟易している。

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