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この"運命"があるなら、もう独りじゃない
運命が視える少年と、運命を裁てる少女。
指先から伸びる“糸”の先に待つ運命とは――
ハワード王立学園に通うアレックス・ヒューバートはある日突然、“運命の赤い糸”が見えるようになる。どうやらこの糸は、周囲の人には見えていないらしい。そんな中、学園で“赤い糸”をハサミで切っている少女に出会う。彼女は、伯爵令嬢のサラ・クローリア。「邪魔だったから切ったの。文句ある?」と言い放つ彼女は、恋人たちの仲を斬り裂く“破局の魔女”と恐れられていた――。
サラ・クローリア
学園の特進科に通う、クローリア伯爵家の令嬢。この世界では珍しい、黒い髪と赤い瞳を持つ。幼い頃から「赤い糸」が見えており、それが何であるか知っている。赤い糸を切るために銀色のハサミを持ち歩き、その姿から“破局の魔女”とあだ名されているが、この行動には理由があって……?
アレックス・ヒューバート
伯爵家の次男で、学園の騎士科に通う騎士見習い。ある日突然、自分や他人の小指から伸びる「赤い糸」が見えるようになる。はじめはサラに冷たくあしらわれていたが、次第にサラのことが気になるように。自分の小指から伸びる赤い糸が、いったいどこに繋がっているのかはまだ分からない。