特別インタビュー
『整形シンデレラ』×整形体験ブログが話題のyuzukaさん
単行本未収録、整形の”リアル”がわかるインタビューの続編を大公開！【連載第4回】

yuzuka（ゆずか）
精神科、美容整形外科での看護師経験や、風俗嬢の経験をもとに、実体験や知識を綴っているTwitterやnoteの記事が話題。身体や心、恋愛の悩みに真剣に向き合う言葉は多くの共感を呼び、書籍化もされている。2018年に自身のメディア「ぴくあぶ」を立ち上げる。>>Twitter　>>ぴくあぶ

＃４････････････････････････････････････････

『 幸せを怖がらず、幸せから逃げず、ちゃんと掴み取ってほしい。 』

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―　最後にお聞きしたいのですが、yuzukaさんが発信されている記事や投稿に「幸せになることから逃げないで下さい」というメッセージをよく見かけます。どういう思いからこのようなメッセージを送られているのですか？

幸せって、「みんなが目指すもの」という感覚が一般的ですよね。でも、すごく悩んでいる方や、死にたいという願望を持っている方の中には、「幸せが怖い」とか「幸せになるために行動を起こすことが面倒くさい」と思ってしまう人がいるんですよ。「裏切られるかもしれない、嘘かもしれない」と怯えて、現状維持を選んで、そのまま不幸のスパイラルに浸かってしまうんです。このことを社会学者の友達に話したら、「人にとっては、良い変化も悪い変化も強いストレスになる」という学説を教えてくれました。

―　そうなんですか！　初めて聞きました。

変化にふり幅があるとストレスになるそうなんです。DVやモラハラで悩んでいる人が、解決の手段や糸口が見えているにも関わらず現状維持というあえて辛い方を選ぶのも、ふり幅によるストレスが一因になっているそうです。私自身も、風俗で働いていた時、「お金は全部出してあげるから、もう風俗はやめなよ」と言われたことがあったのですが、お金もいただかず、風俗もやめませんでした。今考えると、私の中では、不幸にどっぷり浸かっている環境が楽だったんです。変化が怖くて、「幸せになろうと踏み出した先で裏切られるぐらいなら今の方がいい」と考えていました。私が書く記事の読者さんは悩んでいる方が多く、私のメッセージにすごく共感してくれるんです。なので、目の前に突然幸せが現れた時に、今のままでいいと逃げず、そこに幸せがあるんだったら、多少怖くても、面倒くさくても、ちゃんと手を伸ばして掴もうとしなさいと伝えたくて、メッセージを送っています。 


【連載は以上で完結です。yuzukaさん、貴重なお話をありがとうございました。】



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