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「私は、ここに残らなければならない理由があるのです」
子爵邸での尋問会によって、イルムヒルトの母が受けた筆舌に尽くし難い過去、そして『アレ』の正体が明らかになった。しかしその直後、子爵邸に敵の魔の手が襲いかかる。総力戦で迎え撃つイルムヒルトと仲間たち。怒涛のごとく押し寄せる襲撃者の中には、イルムヒルトにとっての仇、ゲオルグの姿が――。イルムヒルトは母の仇討ちを果たせるのか? そしてマリウスとの恋模様は? 佳境を迎えるシリーズ第四巻。
イルムヒルト
リッペンクロック子爵家現当主。シュタインアーベン王国の王立学院に籍を置く一年生。事情があり、身を隠していた。同年代の女性の中でも背が低めで、実年齢よりも下に見られがち。聡明で忍耐力、実行力がある。
マリウス
イルムヒルトと同じく、王立学院の一年生でアレクシアの弟。スラッとしていて引き締まった体躯だが、どこかまだ少年のままのような雰囲気がある。イルムヒルトの婚約者を申し出る。