• ページ数：160
• ISBN：978-4-596-57259-2
• 発売日：2025年6月23日
• 定価：本体700円＋税

失ってから気づく愛――
「ラチェ、僕を見捨てないで」

「死んだ私の恋を今ようやく弔うことができたわ――」
元恋人アラモアナを忘れられない夫ブラッドフォードとの辛い結婚生活を送るガゼル王国の王太子妃ラチェリア。しかし、徐々に歩みより夫の冷たさも和らいだ頃、アラモアナが帰国する。ブラッドフォードとの子供を連れて――。離婚を決意したラチェリアは、国を出てユヴァレスカ帝国へ。そこで待っていたのは、皇弟オリヴァーと問題児と噂の彼の息子で!?

登場人物CHARACTER

ラチェリア・パタライン

ガゼル王国の王太子妃。才色兼備。幼い頃から夫を愛しているが、過去のある出来事で彼に冷たくされている。子宝にも恵まれず王宮内で微妙な立場に立たされている。さらにある日、夫の元恋人が彼の子供を連れて現れたことで、ラチェリアは離婚して国外に渡ることを決意する。

ブラッドフォード・フロム

アストリアガゼル王国の王太子。元恋人のアラモアナの件で、幼なじみであるラチェリアとの関係性に破綻が。ラチェリアと結婚してからも彼女に冷たくする。