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私の恋が死んだのは、いつからだったんでしょう……?
ガゼル王国宰相の娘、ラチェリア侯爵令嬢は19歳の時に、第四王子で王太子であるブラッドフォードに嫁いだ。同じく幼い頃に母親を亡くしたふたりは、幼なじみとしてお互い支え合い、励まし合って成長してきた。しかし、そんなふたりの関係性は、ブラッドフォードがほかの女性と恋を落ちたことで変化し始める――。しかし最終的に、ブラッドフォードの恋人であるアラモアナ侯爵令嬢が事故で死亡とされ、ラチェリアが王太子妃となる。だけど、結婚して何年も経つのに子宝が恵まれず、ブラッドフォードの態度もずっと冷たいまま。さらに、アラモアナがブラッドフォードの子供を連れて現れたことで、ラチェリアは自分の恋の終焉に気付き始める――。
ラチェリア・パタライン:
ガゼル王国の王太子妃。才色兼備。幼い頃から夫を愛しているが、過去のある出来事で彼に冷たくされている。子宝にも恵まれず王宮内で微妙な立場に立たされている。さらにある日、夫の元恋人が彼の子供を連れて現れたことで、ラチェリアは離婚して国外に渡ることを決意する。
オリヴァー・セド・ボトリング
エヴァレスカ帝国の公爵で、整った顔にたくましい体躯の美丈夫。前妻と死別してからはシングルファーザーとして一人息子のレオナルドを育てている。レオナルドの教育係としてやってきたラチェリアを信頼し、気にかけているようで……。